「熱い」

幼児は「熱い」がわからない。

 

産まれてからおっぱいで始まり、ミルクを飲み、離乳食になっていく。

 

その過程では「熱い」ものは無い。

 

離乳食が終わり、だんだんと大人と同じ食事になっていく。

 

その過程でも、最初のうちはしっかり冷ましたものを食べる。

 

いつしか親が食べているものに興味を示し、同じものを食べたくなる。

 

その時に初めて、やけどしそうな「熱さ」を体験する。

 

初めてのその感覚は、やはりとても衝撃で、身体が仰け反るくらいビックリして、その物から離れる。

 

こんな失敗を繰り返して、「熱い」がわかるようになっていくようだ。